中国の平原

相変わらず中国です。前回の中原大仏も農村部でしたが、今回はさらにその上をいくど田舎にやって参りました。

一見遺跡にも見えるこの原っぱ一帯は、実は映画の撮影セットとして使われたものなんだそうです。しかもその映画の内容は抗日映画。つまり日本が悪者として描かれる映画です。

そんな事前知識を埋め込まれたせいで、行く前はアウェーの緊張感で膝の上に握りこぶしを作って強張っていたのですが、いざ着いてみるととても素晴らしいところだったので紹介します。

人気のない農村にある、抗日映画の撮影舞台

中国の道

もはや記憶も記録も定かではないのでわかりませんが、いずれかの都市からタクシーに乗っていずれかの場所までやってきました。この辺りはかなりのど田舎で、車よりも原付や三輪車の通行が多く、まさにステレオタイプな中国の農村部てな感じです。

草原の中の廃墟

@SoftlyXさんから得た情報によると、ここで抗日映画の撮影が行われていたそうです。実際にここで撮られたものであろう映画のポスター的な何かが飾ってあったりしました。

しかし建物は明らかにボロボロ。ひと気もなく、今は廃墟として放置されている様子でした。

映画の撮影舞台となった廃墟

管理人なのか、ただ住み着いただけなのかわからないけど、その場に存在していたおっさんに話したところ、5元(100円くらいか)払えばこれらの建物に入れるとのこと。というわけでおっさんの買収に成功したので、これらの半ば廃墟と化した映画セットを堪能することにしました。

お金を払えば誰でも入れる、中国の合法廃墟を堪能

駅舎の廃墟

この辺りには映画のセットらしき建物が散在しています。しかし、藪の中にまみれていたりでめんどくさそうなので、ある程度管理されていそうなこの駅舎らしきものを中心に、汽車やもう1つの駅などを見ることにしました。

駅舎廃墟をアップで

重厚な駅舎。立派に見えるけど、近くで見ると外装が剥がれていたり崩落していたり、崩壊が進んでいました。

駅舎の廃墟

廃墟の内部

内部は更に崩壊していました。今にも倒壊しそうなのに、金を払えば入れてくれるホスピタリティに脱帽。自己責任半端ないです。

廃墟内の階段

映画のセットなので偽者の建物なのですが、崩壊具合は本物。ここは紛れもない廃墟でした。

2階へは行けない

2階もあるんですが、こちらは残念ながら封鎖されていました。突破しようと思えば簡単にできそうでしたが、崩壊具合が怪しかったので大事をとって2階には行きませんでしたね。

階段を横から撮影

さて、何度も言うようにここは抗日映画の撮影舞台だそうです。そんな場所に日本人が訪問してきたらどのような対応をされるのか、気になるでしょう。

実はこの日の前日には、タクシーの中で喋っていたら運転手にめっちゃキレられるという事件が起きていました。日本語で会話していたからキレたというよりも、彼らにとっての外国語で喋ってたからキレたんだと思いますが。

廃墟内部を撮影

そんなわけでこの日も多少警戒して、施設のおっちゃんたちには我々はシンガポール人ということで話を通しつつ、あんまり喋らず終始大人しくしていました。

もっとも農村部だからか大らかな様子だったので、日本人とわかっても歓迎してくれたと思います。

中国と書かれた落書き

そう、ここは中国。

ボロボロの内部

駅舎も十分堪能したので、今度は建物の正面にある機関車に乗車してみます。

列車の廃墟

再び廃墟外観

位置関係はこの通り。まさに目の前に鉄道があるわけです。もちろんこれも映画セットです。

汽車の廃墟

打ち捨てられた列車。

車内に入れる

車内に入れそうだったので、突入しました。

車内の様子

内部は…。なんでしょうか。シートが雑に置かれていました。

グリーンのカーテンが美しい

窓から風が入ってきて、涼しげに揺れる緑のカーテンが奥ゆかしい。廃墟だけど。

廃墟車内

次の車両へ。

並ぶ座席

こっちはまだ整頓されていました。

埃だらけの座席

とはいえもはや撮影ができるような状態でもない。やっぱり映画セットとしては廃業してるんでしょうね。

空の客車

何もなし。

列車廃墟の外観

出てきた。この先にももうひとつの駅があるので行ってみました。

もう一つの駅へスタンドバイミー

レールに沿って歩く

どこまでも線路が延びているので更に先へ進んで行きます。

なんらかの塔

なんだろう。給水塔?

廃墟となった駅

駅。おっさんが寝てました。

点在する廃墟

他にも建物が点在していました。しかし本当にここで映画撮っていたのか疑わしいな(笑)

廃墟となった汽車

汽車のお尻を見ながらお別れ。

この記事の撮影機材
カメラ1:RX100M3

ここの詳細情報

公式サイト:なし
住所:中国
電話番号:なし
場所:わからぬ

備考:にわとりの声がのどかでした

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