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熱田区の日常風景

愛知県名古屋市の熱田区金山です。高いところから町を見渡すと、目に入るのはタワマン、イオン、そして大乗教総本山です。え、なにこれは

やたらと目立つ異形な巨大宗教施設。気になるので行ってみました。

名古屋市熱田区に現れる巨大宗教施設、大乗教総本山とは?

大乗教総本山の仏舎利
仏舎利

近づくとその大きさがわかる。しかしなかなか入り口にたどり着けない。入り口はどこだ。

本殿

うろうろしていたら本殿についた。こっちはさっきのような仏舎利感はなく、でかい寺って感じ。内部は特筆することもなく、普通でした。本殿周辺にはスーツに身を包んだ関係者がわりといました。特に参拝を注意されることもなく、普通に挨拶するだけの距離感です。

本殿から見える白象

本殿を出ると目に入るのが大きな像さんの象。逆か、象さんの像。大白象像という名前で、開教60周年を記念して作られたそうです。

象の像

下唇がかわいい。白い象と言えば、お釈迦様のお母さん的存在な人が見た夢ですね。空から白い象がやってくる夢を見て、起きたらお釈迦様を身ごもってたというアレです。なので仏教界では白い象さんと言えば縁起物なんですが、とはいえこんな本殿前の駐車場の片隅で佇んでいる姿を見ると、「これは一体…?」と思わざるを得ません。

真正面から象

正面。足元には入り口がある。扉は施錠されており、中を見ることはできません。何があるんでしょうね。

象牙が切られてる

真っ白なのでわかりにくいのですが、口元をよく見ると象牙がありました。しかし、切られています。

本殿と仏舎利

象さんが見つめる先に例の仏舎利。あちらに行ってみます。

聖仏舎利宝塔

聖仏舎利宝塔

こちらは「聖仏舎利宝塔」と言うそうな。昭和51年完成なので1976年製です。高さ55m!ほれ、駐車場の車と比較してみてくださいよ。でかすぎでしょ。

大乗教総本山のパネル

ところで、そもそも大乗教ってなんだよと。名前から推測できる通り、大乗仏教の流れを汲む宗教団体だそうです。団体の設立は1948年ですが、元をたどると、大乗教の教祖である杉山辰子さんが1914年に設立した仏教感化救済会が元になってるそうです。その他詳しいことはよくわかりませんが、まぁこの大きさの施設を持てる宗教団体なので、いろいろと顔が広い宗教団体なんでしょうね。

光りに包まれる聖仏舎利宝塔

良い感じに光に包まれて神々しさアップ。

本殿と仏舎利
画像引用元:宗教法人大乗教

インドにも別院があって、先日そちらをブータン国王が訪れたそうです。全長25メートルの大仏もあって素敵でした。その様子は公式サイトから見れます。

塔の正面

塔の内部に入ってみます。

入口

奥まで入れませんでしたが、こちらも特に絢爛豪華な何かがあるってわけではありませんでした。基本的には行事や儀式が行われる用の大ホールとなってます。

大乗教総本山の外観

てなわけで名古屋市熱田区が誇る巨大宗教施設でした。ところで後から知った話なのですが、本殿の裏にわりと大きめな木造涅槃像があったらしいです。結構イケてるっぽいので次回要チェックっす。

巨大宗教施設を見に行こう!

この日本には数多くの宗教施設があります。そしてそれらは力(=ありがたさ)を誇示するためか、より巨大に、より異形に進化していくことがあります。そのため、宗教施設は我々のような珍スポ好きにとっても大好物です。

下記で紹介している岐阜県高山市にある崇教真光世界総本山も、巨大な新興宗教施設です。広い敷地を無料で見学することが可能です。興味があればこちらもご覧ください。

大乗教総本山の詳細情報

公式サイト:宗教法人大乗教
住所:〒456-0013 愛知県名古屋市熱田区外土居町4−7
電話番号:052-671-6146
場所:Googleマップで見る
営業時間:不明

訪問年:2016年
備考:金山駅の雰囲気好き