愛知県蒲郡市、三ヶ根山スカイラインという有料道路の途中に、「殉国七士廟(じゅんこくななしびょう)」なるスポットがあります。実はここ日本の歴史の中でもかなり重要な場所で、なんと第二次世界大戦でA級戦犯認定された7人の遺灰が埋葬されているのです。そう、板垣征四郎、松井石根、東條英機、木村兵太郎、土肥原賢二、広田弘毅、武藤章という錚々たるメンバーのお墓なんです。

なんでまたこんな愛知県の田舎にあるのか…!その辺の理由を含め、殉国七士廟を紹介していきます。なお、このブログの便宜上「B級スポット」カテゴリーに属していますが、B級スポットは珍しい場所/観光地を意味する言葉であり、蔑む意図はありません。

珍スポットどころじゃない!超重要地域の殉国七士廟

私はいわゆるゆとり教育世代です。そんな自分でも東條英機くらいは知っています。A級戦犯という言葉も小泉首相の靖国参拝問題で話題になりました。

そしてこの話題が現代の日本人にとって非常にセンシティブであることは承知しています。ただ歴史から抹消するのはよくないでしょうね。恥ずかしながら私は彼らの功罪について正当な判断を下せるほどの知識がないので、彼らの功罪についてはなんとも言えませんな。

しかしながらさすがにそんな重要人物たちの遺灰がこんなところにあるなんてそれは疑わしいですぞ。青森県にはキリストの墓があると聞きますが、おおかたそんな感じのがっかりスポットなんでしょう。と、最初は思っていました。

ところがどっこい調べてみるとどうもがっかり系ではないらしい。本当にここに遺灰が埋葬されているのかどうかについては確かめようながないのでわかりませんが、殉国七士廟の周辺には東條英機の孫である東條由布子さんの何かの施設みたいなのがあったりして、真実味があります。

殉国七士廟の石柱

さらにこの極太の石柱。ここに刻まれている「殉国七士廟」の文字は第56・57代総理大臣である岸信介さんが書いたものみたいです。安倍総理のおじいちゃんです。マジかよ!

「萬世太平」と描いてある像。その前には詩が書いてありました。

結構な大きさです。この像がどんな意味を持っているのかはわかりませんでした。

なぜA級先般の遺灰が愛知県に?

殉国七士廟

こちらが殉国七士廟そのものです。さっぱりしつつも厳かな雰囲気が伝わってきます。お墓の前まで行ってみたものの、ハチかアブみたいな虫がブイブイ言わせてたので遠目の写真しかありません。ここに遺灰が眠っているんですね…。

ではなぜこんなところに遺灰があるのでしょうか?調べてみると、A級戦犯の遺灰はほとんどが海に撒かれたそうです。しかし、火葬時に少量の遺灰を奪還した人たちがいました。その遺灰は一旦密かに熱海に埋葬されていて、その後きちんとしたお墓を建立しようということで、この三ヶ根山が選ばれたそうな。

この殉国七士廟の周りには、他の戦没者のお墓もあります。また、もう少し別の場所に行くと同じく戦没者のお墓が広大な範囲に渡って建立されています。