県道416号線からの景色

静岡県焼津市です。こちらには「大崩海岸(おおくずれかいがん)」という、目を疑うようなネーミングの海岸があります。

上記の写真を見れば一目瞭然、海に面して鋭い崖がありまして、やはり文字通り落石・崖崩れが頻発する危険な地帯です。

そんな危険地帯にも関わらず、この崖のきわっきわに道路や線路が通っていました。当然、何度も何度も事故が発生するので、道路は写真のように海上を迂回するようになり、線路ももう少し内陸の山の中を走るようになりました。

そして今回のお話はこの大崩海岸に残された廃トンネルのお話です。そう、大崩海岸のきわっきわを走っていた時代のトンネルがいくつか現存しているのです。

その中でも、その見た目の美しさが人気の「石部トンネル(石部隧道)」について紹介します。また、もしもこの記事をみて「自分も行ってみたい!」と思った方のために、この日の探索中に私の身に起きてしまった大事故についてもお話します。廃線・廃墟探索は危険と隣り合わせなんだと思って頂ければ幸いです。

この絶景が廃線マニアを呼び寄せる!大崩海岸の石部トンネル

大崩海岸前の駐車場

石部トンネルに至る空き地には、あつらえ向きに無人の駐車場があります。昔は明らかに無断駐車を警戒した感じの柵で囲われた空き地だったのに、大崩海岸の人気上昇に目をつけた地主が駐車場に仕立て上げたんでしょうか笑

大崩海岸への道
大崩海岸への道

そして県道416号線のガードレールを乗り越えて、崖を下っていきます。

大崩海岸に至るくだり坂
前線の彼の体勢からその急勾配っぷりを感じてほしい

今回は友達3人にも同行してもらいました。ちなみにこの日は2018年1月4日です。新年早々友達と廃墟巡りを楽しんでいるわけです。そう、まだこの時は、この状況を楽しめたんだ。

石部トンネル
石部(せきべ)トンネル。JR東海道本線のトンネルだったと聞きます。

そして崖を降りていくとついに目の前に現れた石部トンネル。

石部トンネルの残骸
石部トンネルの残骸

そして崩落しているレンガの数々。昔はこのブロックがまだトンネルにへばりついていて、それがまた美しかったのですが、やはり次第に崩壊が激しくなっているようです。それでもまだ素敵な光景ですが。

石部トンネルの残骸

この石部トンネルは撮影スポットとしても人気で、腕利きのカメラマン達が数々の素晴らしい写真を残しています。私も彼らのように美しい姿をきちんとカメラに収めたかったのですが、この実物を前にして写真を撮ることよりも早くこのトンネル内部を探索したいという気持ちが先に出てしまい、残念ながら石部トンネル外観の写真はあまり多くありません。

トンネル目の前

というわけで石部トンネル内部に入ってみたいのですが…。

石部トンネルロープアクション

残念ながら地続きではありません。誰が張ったか知りませんが、ロープがあるのでこれを使ってトンネル内部に潜入できそうです。

ロープを伝う人

怖いので、まず我々のグループの鉄砲玉に行かせたました。

2本のロープを使う
気分はスパイダー男!

問題なさそうだったので私もトンネル内部に潜入しました。

石部トンネル内部と、事故発生

石部トンネルのレンガ
前略、石部トンネル内部から

トンネルから見える景色。ちなみに先ほどからチラチラ写っていますが、石部トンネルは2つの穴があります。

石部トンネル内部

内部!なんだか色々と備品があります。しばらく行くと、また行き止まりになっていました。

石部トンネル内部から出口の写真
なんか芸術的!

というわけでもう1つのトンネル内部を見てみましょう。

石部トンネル内部から外を見る
トンネル内部から入り口を見る

こちらもある程度進むと行き止まりになっていました。残念!ということでトンネルを出ようとしたところ、なんだか横穴があるではありませんか。

石部トンネル横穴から外を見る

その横穴を通ると、トンネルの外側に出られるようでした。

大崩海岸の岸壁

こんな感じで、大崩海岸のヘリに出ます。するとこれまた謎のロープがかかっていました。

ロープを伝って大崩海岸に降り立つ

これを見た我々は、よせば良いのにわざわざこのロープを伝って海岸に降りることにしました。本当に、この時、こんなことするんじゃなかったよ。

血だらけの手

なぜならこうなったからだあああああああああ!!!!!

私の脳内シミュレーションでは、消防士のように壁を蹴りながらロープを下っていく光景が浮かんでいました。しかし現実はそんな簡単ではありませんでした。

一度腕の力を抜いてしまえば、私の体は地面に向かって真っ逆さまです。必死の思いでロープを掴んだものの、落下速度は増していき、手の皮が擦りむけてしまいました。

なんとか踏ん張ってそのまま落下するには至りませんでしたが、その代わり手に大きなダメージを負ってしまいました。

治療された手
とにかく痛かった

その結果がこれです。2018年の1月4日、私は病院にいました。傷口の消毒のために綿棒で汚れをこそぎ落とすんですが、それがもう人生で5本の指に入る激痛でした。

再び県道416号線の光景
再び県道416号線の光景

そんなわけで私の大崩海岸&石部トンネル探索記録は以上です。本当はこちらの廃道も見たりしたかったんですが、血だらけの手の震えが止まらず、病院に直行でした。せっかくの旅行だったのに病院に1時間くらい待たせてしまった友人達、申し訳なかった。

この記事の撮影機材
カメラ:RX100M3

トンネル好きに送る!珠玉の絶景(?)トンネル達

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こちらは岐阜県にある廃トンネルで、なんとトンネル内部には「宇宙線」なるものの研究施設があり、そちらも廃墟と化しています。トンネル内の廃墟ということで、なんともウルトラ警備隊基地感溢れるスポットです。

「いやいやコンクリートで守られたトンネルなんてありえないね!」という原理主義の方は、大分県にある大石隧道がおすすめです。これはもうただの横穴!崩落秒読みです。観光の際はお早めに笑

大崩海岸(石部トンネル)の詳細情報

公式サイト:なし
住所:〒421-0123 静岡県静岡市駿河区石部
電話番号:なし
場所:Googleマップで見る

営業時間:いつでも
入場料:無料
駐車場:有料だけどあるぞ

備考:大崩海岸に至る途中の道には廃墟もいっぱいある。だから珍スポット好きなら楽しめる場所だと思います。でも…探索の際は気をつけようね!ちなみに未だに崖崩れ等の被害が発生することがあり、通行止になることもしばしばあり。

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