旧鳥羽小学校前
大学感ある

今日の物語は三重県鳥羽市から紡がれます。

鳥羽と言えば鳥羽水族館でしょう。多くの人々で賑わう国内屈指の水族館です。そしてその真向かい、近鉄志摩線を挟んだ向こう側には、森の中に隠れるようにして重厚な建築物が眠っています。

それがこちらの旧鳥羽小学校。廃校です。残念ながら内部を見学することはできませんが、その歴史ある外観を見ることはできました。有形文化財にも登録されている校舎の様子をご覧ください。

廃校と化した旧鳥羽小学校

渋い校章
渋い校章

この旧鳥羽小学校、「旧」と頭に着くように現在では使われていません。「鳥羽小学校」自体はこちらの校舎から堅神町にある新校舎へと移り、今も現役で使われています。

ではなぜ旧鳥羽小学校の校舎が残ったのか。そもそも旧鳥羽小学校は1929年に建設され、2008年までなんと80年間にも渡って学び舎として使われていました。

しかしその後期には老朽化により校舎の建て替えが検討されることとなりました。ところがこの旧鳥羽小学校のお隣には「鳥羽城跡」があり、建て替えとなるとその史跡に影響を与えてしまう恐れがあります。また、そもそも土地が狭く、運動場の改善も必要でした。

鳥羽城跡
こちらが鳥羽城跡。

そんなわけで校舎を現鳥羽小学校に移転させ、旧鳥羽小学校は解体、という話になったんですが、そこにストップをかけたのが旧鳥羽小学校の卒業生ら。

彼らは解体ではなく保存をと鳥羽市に要請し、念願叶ってこの通り旧鳥羽小学校として管理されているわけなのでございます。

創立100周年記念碑
おそらく2018年に建てられたであろう、創立100周年記念碑と鳥羽名物貝殻…

さらにその後は上述の通り登録有形文化財にも登録され、順風満帆な中で今後の校舎の活用方法について議論されているところです。

旧鳥羽小学校校門

校門前には廃校名物トーテムポールもありますね笑 廃校とトーテムポールについては下記関連記事をご覧ください。

旧鳥羽小学校は登録有形文化財!当時としては珍しいコンクリート校舎

コンクリート製の校舎

さて、校舎の外観を見るとこの通り、非常にお渋い。

デザインしたのは建築家の清水栄二さん。

  • 甲南漬資料館
  • 神戸市立東灘区民センター小ホール
  • 神戸市立御影公会堂
  • 帝国信栄株式会社本社ビル

などなど。建築物に詳しくない私に言わせてもらうと、いずれも「大正ロマンでモダンなデザイン」です。

森の中の校舎

また、アールデコ風のデザインが施されているのも特徴なんだそうです。正味な話、アールデコ風と言われても全くわからないんですが、そうらしいです。

そして内装がまた素敵みたいなんですが、残念ながら一般公開はされていません。

2階部分

この旧鳥羽小学校が建設されたのは1929年のことで、その当時から残るコンクリート建築としても貴重なものなんだそうです。確かに廃校=木造のイメージなので、コンクリートの廃校ってのは珍しい気がしますね。

狭い通路を通る

なんか内部の方まで行けました。

バルコニー

バルコニーのようになっていました。レトロな建築物に植物が侵食している様子が非常に良い。非常に良いけどこの日はまだ梅雨真っ只中で、蒸し蒸ししてるわ蜘蛛の巣あるわっでなかなかしんどかった。

上から見たバルコニー

バルコニーを上から見るとこんな様子。ここだけ見ると、神戸の超有名廃墟、マヤカンのようです。

バルコニーの中心

見れば見る程中に入りたい…。実際、一部窓が割れている箇所がありました。が、当然ながらこれはとても大事な文化財。自分なんかがウロウロして良いものではないのです。これだけ近くで観れただけでも良し、ということで旧鳥羽小学校を後にしました。

あれに見えるは安土城

安楽島町から見る旧鳥羽小学校
トリミングしてるからめっちゃ山の中に見えるけど、実際は校舎のすぐ下は賑わっています

ところ変わって安楽島町。こちらから西の方角を見れば、鳥羽城跡や旧鳥羽小学校校舎を見ることができました。うーむご立派。

伊勢忍者キングダムの天守閣

やや!遠くにぼんやり見える金色の天守閣は、三重県屈指の珍スポット、安土城じゃないですか(現在は「伊勢忍者キングダム」)!あれは一体なんなんだ!?なぜ三重県に安土城が!?その答えは下記関連記事をどうぞ!(答えにはなってないかもしれないけど)

この記事の撮影機材
カメラ1:RX100M6
カメラ2:GoPro HERO7 Black

旧鳥羽小学校の詳細情報

公式サイト:なし
住所:〒517-0011 日本, 3丁目-1-61 鳥羽 鳥羽市 三重県 517-0011
電話番号:なし
場所:Googleマップで見る

営業時間:営業はしてないけどいつでも外観は見れる
入場料:入場できない
駐車場:鳥羽城跡前に停められる

備考:ある程度心霊スポット的な扱いもされているらしい…(苦笑)

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斎藤
B級スポット(珍スポット)を主にした旅行が大好き。8年以上、珍スポット目当てに日本各地をふらついています。いたみわけ.comでは、一風変わったスポットの旅行記録をはじめ、旅行で役立つアイテムやお得な情報を発信しています。

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